蛇の束縛
雅弘の怒りは一向に収まらない。
私は仕方なく、妹に友達の振りをしてもらい雅弘と電話してもらう事にした。
雅弘は私が本当に女の友達と話していたと妹の話を信じていた。
どうにか、雅弘の怒りは収まった。
その後、私は1人洸くんの言葉を思い出し自問自答していた。
【わかってる…雅弘と別れれば自由になれる。でも…どうすればいいのかわからない。言えない。言えるはずがない…】
答えの見つからないまま、私は暗闇の中に取り残された。