蛇の束縛
電気の消した真っ暗な部屋。



『こっちにおいでよ』



言われるがまま、そっと布団に入る。

ヒヤッとする布団の中人の体温が心地いい…



『ねぇ、こっち向いてよ』



仰向けで寝ていた私に声をかける雅弘。

そっと、雅弘の方を向く。

暗い中、横を向くと私の鼻と雅弘の鼻がぶつかった。



『『……』』



そして……
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