蛇の束縛



『カズ、あのね、私…
今付き合ってる人いるんだ。』


『…。 そうか、わかったよ。ごめんね、連絡遅くなって』



雅弘は黙っていた。

気まずさが漂う。

雅弘は、煙草を吸う為、窓の近くに行く。

月明かりが、雅弘の横顔を照らす。

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