蛇の束縛



『……。』



『おい!聞いてんの?』


『ご、ごめん、眠くて寝そうになっちゃった。明日も学校だし寝たいんだけど…』



『何で?まだいいじゃん』



構わず喋り続ける雅弘。
私は瞼が重たくてしょうがない。


【早く切りたいなぁ…】

数日このような状態が続くと、流石に彼氏でもこう思いたくなる。

ようやく、電話を終了する頃にはベッドに沈むかのように眠りにつく。


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