蛇の束縛
雅弘には内緒だった。
『煙草の吸う女は最低だ!!』
そう言われていたから。
雅弘との電話中、バレないだろうと『安定剤』に手を伸ばす。
『今日は学校どうだった?』
『…普通だったよ。』
『………。おい、煙草吸ってるだろう!!』
バレていた。
それからは、雅弘の罵声を浴びせられた。
『なんで、煙草吸う女は嫌いだって言ったのに吸ってんだよ!!』
『…別に…』
『別にじゃねぇだろ!!俺を裏切ったのか!!』
『……。』
黙る私。
裏切ったわけじゃない…
ただ、落ち着きたかっただけなんだ。
休まる時がほしかった…
『煙草の吸う女は最低だ!!』
そう言われていたから。
雅弘との電話中、バレないだろうと『安定剤』に手を伸ばす。
『今日は学校どうだった?』
『…普通だったよ。』
『………。おい、煙草吸ってるだろう!!』
バレていた。
それからは、雅弘の罵声を浴びせられた。
『なんで、煙草吸う女は嫌いだって言ったのに吸ってんだよ!!』
『…別に…』
『別にじゃねぇだろ!!俺を裏切ったのか!!』
『……。』
黙る私。
裏切ったわけじゃない…
ただ、落ち着きたかっただけなんだ。
休まる時がほしかった…