蛇の束縛



『なんで俺の言う事聞かないんだよ…』



涙を流していた雅弘。



意外な反応に私の方が面食らう。



『ご、ごめんなさい。私が悪かったから。』



『俺の事好きなの?』



『うん』



『好きって言えよ…』



『渋やん、好きだよ…』


『本当に?本当だよね?』



『うん…』



抱きついてくる雅弘。



自然な流れのように体を重ねあう…



私の首もとには、いつもの赤紫の後が付けられる。



美穂は、俺のものだよ…という証を…



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