バスケばかな私の彼氏♡
そうして、何ヶ月たっただろうか?
1日があっという間に過ぎて、辛い出来事から早半年。
あれから、颯太はキスさえしてくれない。
私に冷めたりしてないかなと最近は少し不安になってきていた。
そして、その日、家に着いたら珍しく颯太がいた。
「ただいま。」
「ん。お帰り、楓、」
ちょっと、素っ気ないかな…………
でも、颯太も疲れているし、ね…………
我慢我慢。
私が我慢すれば…………………
と思っているうちに、自分でもびっくりした。
涙を流していたーーーー…。
案の定、颯太はびっくりしていた。
「どうした?」
「あ、ごめん………これは、ちが………うの………」
「違わねぇだろ?どうしたんだよ?俺には言えないことか?」
「そんなこと………」
「お願い。俺に頼って?」
「そ………た………らい………?」
「え?」
「颯太………私の事嫌いになった?」
「はぁ?どうして………」
「ごめんなさい。本当はこんな事言うつもりなかったの。でも最近不安になってきて………キス………もしてくれないから………」
と、言った瞬間颯太に抱き締められた。
「ごめん。悪かった。楓を怖がらせたくなかったから………」
「そんな………私こそ、ごめんなさい。」
「いや、おれが多分逃げてたんだ………またあんなの事にって………俺は楓が好きだ。いや………。」
この後の言葉を聞いて、涙が出てしまった。
"楓を、愛してる"