バスケばかな私の彼氏♡






「千風ーーもう、寝なさい」




「えぇーもうちょっとぉーー」






あれから、5年。




千風は、5歳になった。



あの手紙を読んでから泣いたことは一度も無い。




笑顔で泣かないでほしい




楓からの願い。




「ダーメだ。寝ないとオバケが出るぞォー?」




「えぇーー!!千風寝る!!」




「いい子だ。さぁ行くぞ!!」




おれが抱っこしようとしたら、




「パパーあの手紙読んでぇー?」




「ママのか?」



「うん!!千風、あの手紙だぁーい好き!!」



「仕方ないな。」




俺は、戸棚から手紙を出して読んだ。






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