【短編】私はりんご










及川君とは、思ったより会話が弾みました。




そして…


いつのまにか花の水やりは終わっていました。




「ありがとうっ♪」


「いいけど。じゃっ。」


「ばいばあいっ♪」



及川君に手を振って。

とびきりの笑顔で。







及川君もそれに答えてくれました。


とびきりの笑顔ではなかったけれど。





この気持ち、どこかで知った気がします。








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