【短編】私はりんご

そう言ってきたのは、


  愛しい彼でした。




「俺…さ。飽きたとか言ったけど…

 あの時、別れたくないって
 言って欲しかったんだよね。。」




彼は私の欲しい言葉を。

       言葉を。




「でも、なんか本気にしちゃうし…

 んで、なんか及川が現れるし。

        キレられるし。」





なんで、頬をふくらませていたの…?




それ…嫉妬してたの……???








ねえ、




自惚れてもいい???




愛されてるって。



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