【短編】私はりんご



「なんか…そういう言葉言われると恥ずかしいじゃん…」



電話の向こうで、梨瑠が頭を掻いている姿が浮かびます。



やっぱり、梨瑠は親友です。




「私ね…フラれたんだ…」





私が、一部始終を話すとき、


静かに梨瑠は話を聞いてくれました。















全て話し終わった後、梨瑠は言いました。




「失恋もね、恋愛なんだよ。」




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