『俺にしとけよ。』
『何が[みたいな?!]だ。朝っぱらからよくもまぁそんなに騒げますね。』







「ちょっ…翔!!盗み聞きは良くないよ?!」






私はあわててつくろう。






だって翔に聞かれたら悠に伝わるかもしれないし…!!






『盗み聞きなんて俺はしてない。

嫌でも耳に入ってきてしまうんです~!!

だまっとけ超音波女!!』







はぁ?!何よ?!イラつく~!!







「言っときますけど~、超音波ってのは人間が聞き取れないほどの音波を発する高音域の音のことなんですぅ


だから実際問題、人間は超音波を聞き取ることは出来ないんです~!!


だから私は翔に害なんて与えていません!!」







『相変わらずムカつくなぁっ!!比喩表現の内のひとつだっつーの!!


可愛くねぇ女だなぁ!』






翔はそう言って私の頭をパシッと叩いた。






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