『俺にしとけよ。』
そっか……こいつはかなを知らないんだ。







「かなは、水谷かな。俺の幼なじみなんだ。たまに俺のわすれもん届けてくれるから。」







俺はやつぎばやにかなの紹介をした。








なんか喋らないと間が持たなかったんだ。








『あ、水谷さん…ね。分かった、覚えとく!!



あと、これ、差し入れ!!』








三嶋が出したのはスポーツドリンクとタオル、そしてカイロだった。







『やっぱり運動した後でも冬の夜道は寒いでしょう?


カイロ、良かったら使って!!』







なんか、気がきくな。







俺はありがたくそれをもらうことにした。







「ありがとな、三嶋!!また練習見に来いよ!!」






俺は三嶋に手をふりながら体育館の近くの更衣室に入った。








< 52 / 81 >

この作品をシェア

pagetop