『俺にしとけよ。』
あんなに遠くて、大学のアイドルだったチサ。





かわいくて、清楚で、優しくて、頭良くて、頼れて。






俺なんか無理だって考えてた。





そんなチサが今俺の目の前で笑って、





将来俺といたいって思ってくれてる。





目の前のチサがまた愛しく感じる。





『悠ってば喜びすぎ…!』






顔を赤らめクスクスと笑うチサ。






「だって嬉しいし。てかチサ今何時?」






俺は時間が気になってチサに聞いた。





『もう10時だね。どうする?』





もうそんな時間かよ…





「じゃあ俺、帰るわ。」






『え?泊まってかないの?』





チサが控えめに尋ねた。






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