『俺にしとけよ。』
「あぁ。もう遅いし。帰る。」






俺はバッグに荷物をまとめて玄関で靴をはいた。






『私、正面玄関まで送るよ。』





「あ、サンキュ。」






俺らは一緒に階段を降りて正面玄関まで向かった。






『じゃあ、気をつけて。お休み。』





街灯に照らされたチサがまた可愛くて、俺はチサにキスをした。





『どうしたの?悠。早くいかなきゃ…んっ…!』






ちょっと急すぎたかな?






俺は何となく恥ずかしくなって





「おやすみ。じゃあ。」






クルリ。チサに背を向けた。






『待って…!!』






チサが俺の手首をつかんで言った。






『もう一回…して…?』






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