『俺にしとけよ。』
『かな………』








「ん…?」









『俺と付き合って。』










「え………?」








時が止まる。だけど、何だか嬉しかった。








『俺ならかなを幸せにする。


兄貴よりずっともっと、かなを想ってる。


兄貴なんて止めて、





俺にしとけよ。』










耳に響いた。







ーーーー俺にしとけよ。








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