気になるあの子はまひろちゃん。




そのあと多分、探しにきた祐一に連れられて教室に戻って。




心配する祐一と別れて家に帰って。




気づいたら、次の日の朝で。




昨日のまひろちゃんの言葉と泣き顔を思いだして。



まひろちゃんを泣かせたことに後悔して。




けれど、学校に行ってもまひろちゃんに会えないまま、__会いに行かないままぼうっとしているだけだった。




なんでまひろちゃんに会いに行かないんだ。


自分に問い掛けても、足がまひろちゃんの教室へ、自販機へ、向かうことはなく。





気づけばまひろちゃんのクラスは席替えをして、

__窓際の後ろから2番目の席は気になるあの子ではなくなっていた。







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