頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
別れるの何て馴れてる。
今まで何人もと付き合って来たけど、最高期間1ヶ月。
最終的に俺が行き着くのは紬。
俺って……紬のこと…。
ガラガラ……
隣の部屋のベランダが開く音。
俺もすかさずベランダを開けた。
「つーむちゃーん」
「げっ。風真じゃん」
Tシャツ短パンで、細くて長い脚が俺を魅了させる。
幼なじみといえど、かわいい。
「……夜は少し涼しいねっ」
「だなぁ~……。なぁ、紬。聞いて」
「なに?また彼女と別れたの?」
図星。
苦笑して長い黒髪を耳にかけて、俺の方を見る。
幼なじみでも、分かっちゃうとか紬すごすぎ。