頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
俺の表情を悟ったのか不安な面持ちで、俺の側に寄って来た。
「疲れてる顔してるね……何かあったの?」
「大丈夫だから気にすんな。それよりさっ!」
不安な顔してる紬を笑わせたくて、話題を変える。
「クリスマス予定開けとけよ。俺と一緒にデートなっ!」
「うん!」
ほら、紬には笑顔が一番似合う。
教室に入れば、俺の席に座って隣のちなと話す朱音。
お互い素直じゃないんだからいつまで経っても付き合えないまま。
ちなも嘘っぽいからなぁ~……。
「朱音……幸せそうだねっ。日波くんといたらいつも笑ってる」
「そうだな。中学ん時の男運最悪だったもんなアイツ」
「それ朱音に言ったら怒るよ」
苦笑する紬と俺。
見てた限りで思ったのは、朱音はダメ男と付き合う傾向あり。
ちなは………ダメ男じゃないこと祈ろう!