頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
「う~………気持ち悪い…」
「ちょ、大丈夫!?しっかりしてよ~紬!」
風真が隣に乗ってくれても、苦手なモノは苦手だったみたい……
吐き気が……うっ。
「紬。ジュース飲む?」
「今すっごく風真が神様に見えた!」
「バカ。俺はいっつも優しいし!」
「やっぱいつも通りの風真ー……」
定番のオレンジジュースを買ってぴとっとあたしの頬に当てる。
冬にそれは寒いよ!
「冷たい……」
「ちょっとスッキリしない?あ、次アレ乗る?」
「乗らないよ!そこまで子供じゃないっ」
風真はメリーゴーランドを指差してあたしをからかうんだから……。
でも……何だかんだ言って優しいところが風真のいいところだったりする。