頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~



「う~………気持ち悪い…」

「ちょ、大丈夫!?しっかりしてよ~紬!」


風真が隣に乗ってくれても、苦手なモノは苦手だったみたい……


吐き気が……うっ。


「紬。ジュース飲む?」

「今すっごく風真が神様に見えた!」

「バカ。俺はいっつも優しいし!」

「やっぱいつも通りの風真ー……」


定番のオレンジジュースを買ってぴとっとあたしの頬に当てる。


冬にそれは寒いよ!


「冷たい……」

「ちょっとスッキリしない?あ、次アレ乗る?」

「乗らないよ!そこまで子供じゃないっ」


風真はメリーゴーランドを指差してあたしをからかうんだから……。


でも……何だかんだ言って優しいところが風真のいいところだったりする。


< 135 / 281 >

この作品をシェア

pagetop