頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
それから遊園地内で色々なアトラクションに乗って、朱音が悲鳴上げまくりだったお化け屋敷に行って……。
こんなに楽しいの久しぶり!
楽しい時間はあっという間で、気付けばイルミネーションが遊園地を照らしていた。
「紬。観覧車乗るか!」
「あっ!乗りたい!」
「はい、じゃあここはカップルごとね♪」
「あたし日波とカップルになった覚えないんですけど!?」
頬をピンクに染めながら反抗する朱音。
幸せそうだなぁ~。
あたしはニコッと笑った風真の手を取って、狭い観覧車に乗る。
「高い……すごいキレイだね~……」
「だなぁ~。あ、ツリー発見!」
「ほんとだ!近くで見てもキレイなんだろうね」
遊園地の外に輝く大きな青白いイルミネーションのツリー。
ツリーのとこにも幸せなカップルがたくさんいるんだろうね。
ガラス越しに映る真剣な目付きな風真にあたしはドキッとした。