頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
女の子達からのチョコを教科書を抜いたカバンに詰めても………
「ヤベ……カバンちぎれそう。入んないし…」
今日は教科書全部おき勉しないとヤバイな。
「おーっ!今年ももらってんじゃん。さすが、モテる男は違うね~♪」
「紬いる前で余計なこと言うのやめろ」
「別にあたしは関係ないよー」
「なぁ、紬ちゃーん!」
そんなニヤニヤ笑ってるちなのカバンの中にも、たっぷりのチョコが。
確実に朱音からもらっただけじゃない。
「ちなだってもらってるだろ~?」
「はぁ?俺は朱音と紬ちゃんからしかもらってませーんっ!」
「カバンの中見えてるんですけどー!」
「あ、ヤバイ……」
こんな会話の時に限って、教室に戻ってくる朱音。
必死でカバンの中にチョコを詰めてるちなの前に、朱音が仁王立ち。
ヤキモチ激しいみたいだな、うん。