頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
あたしの目の前にはケーキを頬張りご機嫌のいい朱音さん。
そんなあたしもチョコレートケーキと大好きなプリンを食べる。
美味しい~♪
「でー……紬は風真と距離置いちゃったわけだ?」
「ははっ……そーなんだよねぇ。別れたに近いかな?」
「まっ、いくら幼なじみでも噛み合わない時くらいあるって」
「でも……っ」
今まではちゃんとお互いのこと分かってたつもりなんだよなぁ~………
こんなにすれ違うなんて考えてもなかった。
「それにしても姫花!やってくれるね~」
「あたし姫花に何かしたかな?」
「いーやっ。ただ風真のこと好きだから嫌がらせみたいな?最低!」
確かにあたしも朱音と同意見で「最低」って感じる。
でも………姫花なりに何か理由があるんじゃないかって……。
風真のこと好きな気持ちは分かるんだけどね……。