頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
いっつも笑ってくだらないこと話してた三人のあの頃の姫花は、どこ行ったの?
またあの時の姫花に会いたい。
だって楽しかったから。
「別れた空気出してたらこれ以上のことはしてこないんじゃない?」
「そうだといいんだけど……」
「そんな顔しないの!紬にはあたしだって千哉だっている!」
優しく笑いかけてくれた朱音にあたしの緊張の糸は解れていく。
大丈夫………。
朱音と日波くんはあたしの味方。
これほど心強いモノはない。
「よし!あたしまだケーキ食べたいなぁ」
「朱音食べ過ぎだって~!あたしもプリン食べよう♪」
「えっ!?紬こそ、プリン何個め!」
「いいじゃん!今日くらいっ」
もう気にしなくていい。
あたしには信じてくれる人がいるから。
心から笑える。