頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
ソファーでねっころがる俺の隣に腰掛けるカケルさん。
姉ちゃんは講義で留守。
「紬さんと進展はありましたか?」
「逆に心配かけたっつーか……。でも俺の側に来てくれるようになりました」
「それは良かったですね。停学中なのに幸せそうな顔してます」
「ははっ……。彼女の存在ってデカイんスね」
カケルさんは黙って頷いて俺の話を聞いてくれた。
紬の存在は俺の中でこんなに大きかったんだ……
自分でもびっくりするほどの存在。
あぁ………すっげー紬に会いたい。
「意外と大切な存在って見落としてますよね。無くした時に初めて気付くんです」
「……カケルさんってちょいちょい良いこと言いますね」
「一応、文学部なので文のレパートリーはそれなりに」
カッコイイ言葉たくさん言えちゃうカケルさんだから、姉ちゃんのこともカッコよく口説いたんだろうなぁ~。