頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
風真があたしを家まで送ってくれて、仕事が休みだったお母さんと急遽病院へ行く。
はぁ~……風真との学校が…。
病院のおじさん先生に言われた一言。
「あぁ~……コレ。かるーくヒビ入ってるねぇ~」
先生の言い方の方がよっぽど軽いですから!
「まっ、でも1ヶ月未満で治るよ。ゆっくり治療しましょ」
ほんとに軽い脚のヒビだから、ぎこちないけど歩ける程度。
よかった~……。
病院を出てから家に帰り、休み時間を見計らって風真に電話をしてみた。
『紬!大丈夫か!……どうだった?』
「軽いヒビだって。だから普通に歩けるよ」
『ほんっとよかったー……。困ったことあったら言えよ?』
「うん。ありがとね」
さりげない優しさがキュンとくる。