頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~



風真があたしを家まで送ってくれて、仕事が休みだったお母さんと急遽病院へ行く。


はぁ~……風真との学校が…。


病院のおじさん先生に言われた一言。


「あぁ~……コレ。かるーくヒビ入ってるねぇ~」


先生の言い方の方がよっぽど軽いですから!


「まっ、でも1ヶ月未満で治るよ。ゆっくり治療しましょ」


ほんとに軽い脚のヒビだから、ぎこちないけど歩ける程度。


よかった~……。


病院を出てから家に帰り、休み時間を見計らって風真に電話をしてみた。


『紬!大丈夫か!……どうだった?』

「軽いヒビだって。だから普通に歩けるよ」

『ほんっとよかったー……。困ったことあったら言えよ?』

「うん。ありがとね」


さりげない優しさがキュンとくる。


< 199 / 281 >

この作品をシェア

pagetop