頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~



きっとみんなで風真のケータイ取り合ってるんだろうね!


考えただけでおもしろい!


『もーいいから!貸せって!……紬、明日から俺のことガンガン頼れよ』

「ありがとう。風真にガンガン頼る!」

『って言っても頼んないもんな~……』

「頼るよ。だから大丈夫」


不満そうな顔してる風真が、直接会ってないけど浮かぶ。


いつからか、声を聞くだけで表情が分かるようになっちゃった。


そして、ケータイに入る休み時間終了のチャイムの音。


『あ、ヤベ。そろそろ切る。なんかあったら、また電話していいから』

「うん。じゃ、またね」

『ん。またな』


電話を切ると、部屋で一人少し寂しくなる。


明日から頑張って学校行こう!


みんなに会えることがすごく楽しみになった。


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