頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
俺が紬を見上げればニコッと笑いかけてくれる。
この笑った顔はほんとにかわいい。
立ってる紬を引っ張って、俺の膝に座らせた。
慌ててる顔もなかなかいい眺め~♪
「うわわわ……風真…離してっ…!」
「ヤーダ。受験のストレス発散だ~!」
「待って!ほんとにやめて!…みんなに見られるよっ」
「ちょとイチャイチャしないでよ~♪紬も照れちゃって!」
恥ずかしがって下を向くつむちゃん。
耳まで真っ赤にしてるくせに、俺から降りないのはなんで?
ほんとに好き……。
卒業なんてしたくねぇ。
「朱音ちゃん!俺んとこおいで~。紬ちゃんとおんなじことしてあげるー♪」
「意外に恥ずかしいんだけど~♪」
「そのくせして二人ともノリノリじゃんかよー。ね、紬?」
「そーだね。あたしは恥ずかしすぎてヤバイ」
「あっ!ねぇ、みんなで写真撮ろうよ~」
朱音のノリで彼女を膝に座らせたままの写真。
残念なことに紬は顔を隠しちゃったけど。
こんなバカなことできるメンバーもそれぞれバラバラになるのか~。