頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~



俺が紬を見上げればニコッと笑いかけてくれる。


この笑った顔はほんとにかわいい。


立ってる紬を引っ張って、俺の膝に座らせた。


慌ててる顔もなかなかいい眺め~♪


「うわわわ……風真…離してっ…!」

「ヤーダ。受験のストレス発散だ~!」

「待って!ほんとにやめて!…みんなに見られるよっ」

「ちょとイチャイチャしないでよ~♪紬も照れちゃって!」


恥ずかしがって下を向くつむちゃん。


耳まで真っ赤にしてるくせに、俺から降りないのはなんで?


ほんとに好き……。


卒業なんてしたくねぇ。


「朱音ちゃん!俺んとこおいで~。紬ちゃんとおんなじことしてあげるー♪」

「意外に恥ずかしいんだけど~♪」

「そのくせして二人ともノリノリじゃんかよー。ね、紬?」

「そーだね。あたしは恥ずかしすぎてヤバイ」

「あっ!ねぇ、みんなで写真撮ろうよ~」


朱音のノリで彼女を膝に座らせたままの写真。


残念なことに紬は顔を隠しちゃったけど。


こんなバカなことできるメンバーもそれぞれバラバラになるのか~。


< 228 / 281 >

この作品をシェア

pagetop