頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
ナンパでテンション急上昇の啓大は俺の先を歩き女の人の元へ。
俺はその後ろを歩いてく。
啓大が話しかけた瞬間、女の人はくるっと振り返った。
あ………見覚えのある顔。
「ねぇ、どこの学科?つーか誰待ちしてんの~?」
「あっ、えっとー……風真!」
「なんでいんの!?紬ー!」
キレイで背中まであった黒髪は、バッサリと肩まで切り茶髪になってる。
白くて小さな細い手を見れば、かわいらしくネイルまで。
少しの間会わないだけで、かわいい女の子からキレイな女の人に変わってた。
「久しぶり!風真!来ちゃったっ」
「来ちゃったって……迎えに行くって言ったじゃん!」
「え~……だって、会いたかったから?」
「あっそ……。じゃ、行くぞ」
啓大と別れて、紬と歩きで俺のマンションまで行く。
高いヒールを履いて、涼しげな水色のワンピースが似合ってる。
なんか調子狂うんですけど……!?