頼る甘える好きになる～幼なじみと絶賛両思い中！～

毎年長期休みには遊びに来てた風真のマンション。


最後に来た冬休みから何も変わってないや。


あたしがソファに座ると、ソワソワコソコソ………


風真の様子が落ち着きない。


ちょっと久しぶりに会ったのになんで！


「ねぇ風真！」

「うわっ！ど、どーした？」

「どーしたって……久しぶりなんだからもっと話そう？」

「そ、そーだなぁ」


上の空。


もしかして……あたしより好きな人できちゃったとか？


浮気とか！？


そっ、そんなことないよね…。


「……浮気とかしてないよね～？」

「ゲホッ！ゲホッ！してるはずねぇじゃん！紬に一途だわ！」

「そんな動揺して言われても説得力ないし」


あたしが拗ねた態度を取っても何もアクション起こさない。


ほんとに……あたし風真に嫌われちゃったとか…。