頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~



夜になって街灯がつき始めた頃。


あたしと風真は二人で近所の歩いてく5分程のコンビニに行った。


テキトーに晩ごはんを調達。


「お会計は1500円になります」

「……はい」


あたしがお金を出そうとしている時に、全部払っちゃう風真。


え……せめて割り勘かと思ったんだけど……。



帰り道、あたしの手を繋いでコンビニの袋を持ってくれる。


嬉しいけど申し訳ないです……。


「あとで…お金返すね?」

「いや、いいから。俺の奢り的な?あっ、卒業祝い!」

「風真も卒業したじゃん」

「深いこと気にすんなって!」


気になるって。


疑いたくもないけど、気になる……。


今日の夜このまま別れ話でもされたらどうしよう!?


変なドキドキがあたしの心臓をうるさくする。


せっかく戻って来たのに……


これじゃあ、ダメじゃん………。


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