頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~



コンビニで済ましたお弁当を食べ終わって、二人でテレビを見る。


お笑い番組観てるのに笑えないのは、この変な緊張のせいかな?


「……紬」

「なっ、なに!?」


いきなり呼ばれるあたしの名前。


ビクンと身体が跳ねてしまう。


「俺のこと……どう思ってる?」

「へ?ど、どうって…どうゆうこと?」

「好きとか………嫌いとか。そうゆうの」


いきなり真面目な顔で言われるから、あたしはその瞳に捕らえられる。


ここは、やっぱりあたしがちゃんと気持ちを伝えるチャンス!


チャンスを逃すな!


「好きー…だよ?ずっと、ずっと一緒にいたいって思うほど好きだよ」


精一杯のあたしの気持ちを言葉にしてみたものの………


風真からの返事は何一つないなんて…。


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