頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
ここでチャンスを逃したら俺……
絶対に後悔する。
イルミネーションから立ち去ろうとした朱音ちゃんの腕をぐっと引っ張った。
「ひ、日波……?」
びっくりした顔で背の低い朱音ちゃんは俺を見上げる。
「俺だけの特別な女の子になって?」
「そ、それって…!」
「好きだよ。本気でお前が…朱音が好きです」
「日波……」
懐かしみながらケータイのアルバムを見る。
高校の時から大学卒業分の今までのデータがびっしり入ってる。
俺が告白成功して嬉しすぎて撮ったツーショット写真。
幸せそうな顔してんな~。
「千哉~♪」
「朱音ちゃ~ん!」
家でまったりしている今が一番幸せ。
…*○END○*…