頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
その美青年は流暢な日本語を軽快に話し、あたしと同じ目線でしゃがむ。
「あの……どこか具合でも悪いのですか?」
「いえ……そのっ。どうしよ……って…」
「なっ、泣かないで下さい!僕で良ければお話聞きます」
美青年はあたしの背中を優しく擦って、落ち着くまでずーっと側にいてくれた。
そして、あたしの経緯を話す。
カバンから大学の書類を出して、美青年に見せた。
「あ……これからもよろしくお願いしますですね」
「えっ?どうゆう意味?」
「僕、同じ大学の文学部に入学予定です」
「ほんとに!?あたし芸術学部!」
こんなに優しい美青年と同じ大学なんて偶然ってすっごーい♪
優しすぎる彼は、わざわざ一緒に大学まで来てくれた。
あたしはつたない英語でどうにか事務のお姉さんに書類を渡せた感じ。
ちゃんと英語勉強します。