頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
ホールの掲示板には確かに文学部の成績優秀者10名で3位に僕の名前が。
「日本語もキレイに話すのに、英語も得意なんだね?」
「英語は苦手ですよ。読み書きできるのに話せません」
「あたしと同じだね!英語ってほんとに難しいもん」
「ゆっくりでいいじゃないですか」
そう言うと彼女はコクンと笑顔で大きく頷いた。
モデルを目指しているだけあって横顔もすごくキレイです。
「あ、ヤバイ!今何時!?」
「11時過ぎですね」
「ヤバイよ!11時からウォーキングのレッスンなの忘れてた…。じゃ、またね♪」
「はい……また」
慌ただしく階段を駆け上がり真梨さんは講義に行ってしまう。
もう少し……話してみたかったです。