頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
【真梨side】
年明けにもなるとあたしの英語はペラペラ。
自由に会話ができるほど上達した。
「話せるようになったでしょ?」
「はい。すごく上手です。前よりもかなり」
「やったー♪あっ……ヤバイ!また講義に遅刻!じゃあね、カケル!」
「あのっ、真梨さん!頑張っ下さい」
「ありがと」
いつの間にか、あたしにとってカケルは大きな存在になってた。
あたしを支えてくれる………
大切な存在。
あたしはもう一度、カケルがいる後ろを振り返れば……
「誰よ……あの子」
かわいらしいアメリカ人の女の子と楽しそうに話してる。
モヤモヤする……。
付き合ってもいないのにモヤモヤする。