頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~



カケルはカッコイイから英語が不得意でも、女の子が寄って来る。


それが悔しい……


この行き場のない気持ちはどこに置いたらいいの?


その日の講義は集中できなくて、先生にずっと怒られっぱなしだった。


もう……カケルといちゃダメなのかな?


次の日、あたしはまた講義の前にカケルと会う約束をしてしまった。


だって………好きなんだもん。


「あっ!カケル……」


また、かわいい女の子……。


あたし負けてる……。


「真梨さん。おはようございます」

「お、おはよー…」


その女の子がいなくなってから、カケルはあたしに気付いた。


うまく笑えない。


好きなのに笑えないよ。


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