頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~



恋って楽しいモノだと思ってた。


でも……カケルと出会って恋は楽しいだけじゃないって知った…。


「今の女の子…かわいいね。誰?」

「同じ文学部の子です。たまに英語を教えてもらったりしてます」

「英語なら……あたしが教えてあげるのに…」

「彼女とは同じ学部なので時間が合うんです。真梨さんも今度教えて下さい」


いつもの優しい大好きな笑顔。


その笑顔が今はツライ……。


だって、あたしだけ一方通行で思ってるなんてツライじゃん!


「カケルはモテモテだね~。不自由してないでしょ?」

「真梨さん……?どうしてそんなこと…」

「好きなんでしょー?その同じ学部の女の子。あたしと違ってかわいいもんねっ」


カケル……ごめんね。


あたしこんなこと言いたいんじゃない。


ただ、自分の気持ち伝えたいだけなのに。


< 277 / 281 >

この作品をシェア

pagetop