頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
恋って楽しいモノだと思ってた。
でも……カケルと出会って恋は楽しいだけじゃないって知った…。
「今の女の子…かわいいね。誰?」
「同じ文学部の子です。たまに英語を教えてもらったりしてます」
「英語なら……あたしが教えてあげるのに…」
「彼女とは同じ学部なので時間が合うんです。真梨さんも今度教えて下さい」
いつもの優しい大好きな笑顔。
その笑顔が今はツライ……。
だって、あたしだけ一方通行で思ってるなんてツライじゃん!
「カケルはモテモテだね~。不自由してないでしょ?」
「真梨さん……?どうしてそんなこと…」
「好きなんでしょー?その同じ学部の女の子。あたしと違ってかわいいもんねっ」
カケル……ごめんね。
あたしこんなこと言いたいんじゃない。
ただ、自分の気持ち伝えたいだけなのに。