頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
【カケルside】
あんなに悲しそうな真梨さんの顔………
初めて見ました。
涙を隠してるつもりでしょうけど、僕にはバレバレです。
あれから、話すこともなくなり一切連絡も来なくなった。
だけど………このまま気持ちを伝えないのは嫌だから……
ダメ元で真梨さんに気持ち伝えます。
真梨さんに「好き」って素直に伝えます。
だから、僕はいつもの階段下のホールで真梨さんの講義が終わるのを待つ。
一人でひたすら真梨さんを待っていると、気付けば外はオレンジ色に。
夕陽がキレイに射し込み、いっそう気持ちを切なくさせる。
そんな時、ふと階段を見れば夕陽に負けないほどキレイな美人が階段を降りてきた。
「真梨さん……」