頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
「あ``ーもうほんっとに最悪!マジでない!」
「まぁまぁそう怒りなさんなっ」
昼休みの学食で、あたしは夏なのにも関わらず山菜うどんを食べる。
その向かいで冷やし中華をすするのが、小学校からの親友の影山朱音(Kageyama Akane)。
ふんわりした茶髪を巻き髪にして大きなクリクリした瞳が特徴。
背は低いけど、明るくて大きな優しさを持ってる女の子。
「でもさぁ~風真と意外に仲いいじゃん!高校入ってから一緒に学校来てるし」
「違う!それは、風真が遅刻しないようにって風真ママに頼まれてんの!」
「そんな怒ることないでしょ~」
苦笑して朱音は、あたしの頭をベシッと叩く。
はぁ~……うどん食べちゃお。