頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
風が少なく蒸してて晴れてる今日。
まさに花火日和と言っても過言じゃない。
「なぁ、今日の夜花火しねぇ?」
「いいね!やりたい!」
「よし!じゃあ、決定~」
「朱音とかも誘おっ!」
「ダメダメ!二人きり」
二人きりじゃないと意味ナシ!
俺がそれを言った瞬間、紬は顔を真っ赤にして俯いてしまう。
一々反応かわいすぎて困る。
「夜7時半にマンションの下。んで、海まで行こ」
「海遠くない?近くの公園でいいよ」
「つれねぇな!花火と言えば海だろ」
不思議そうに紬は首を傾げた。
とりあえず!
今日の花火は海じゃないと、全部が台無しになるから。