頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
夜7時半。
いい具合に空は薄暗くなり月がひょっこり顔を出す。
隣には真っ白のパーカーを着て、ショートパンツにビーチサンダルな紬。
脚細い……ってかスタイル抜群。
そんな俺は、Tシャツにジャージという脱力ファッション。
「海まで何分くらいだっけ?」
「30分もかかんねぇよ。話てたら早く着くって」
「そうだよねっ」
ふわっと笑った紬を連れて、途中にあるコンビニに入る。
「紬!どれほしい?」
「これやりたい!……あ、意外に高い」
「半分出すなら買ってやる」
「ありがと~風真」
その笑顔の破壊力ヤバイ。
結局、俺が全額負担したのは言うまでもない。