頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~



夜7時半。


いい具合に空は薄暗くなり月がひょっこり顔を出す。


隣には真っ白のパーカーを着て、ショートパンツにビーチサンダルな紬。


脚細い……ってかスタイル抜群。


そんな俺は、Tシャツにジャージという脱力ファッション。


「海まで何分くらいだっけ?」

「30分もかかんねぇよ。話てたら早く着くって」

「そうだよねっ」


ふわっと笑った紬を連れて、途中にあるコンビニに入る。


「紬!どれほしい?」

「これやりたい!……あ、意外に高い」

「半分出すなら買ってやる」

「ありがと~風真」


その笑顔の破壊力ヤバイ。


結局、俺が全額負担したのは言うまでもない。


< 36 / 281 >

この作品をシェア

pagetop