頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
両親は仕事で家にはあたしだけ。
なかなか快適♪
ソファーにゴロンとねっころがり気持ちのいいところで………
ピーンポーン♪
チャイムが鳴った。
「誰だろ……。はーい…?」
「愛しの彼氏で~すっ」
「………いきなり!?嘘でしょ!?」
覗き窓からは、紛れもなくジャージにTシャツの風真の姿。
あたしは、ボサボサの黒髪にTシャツ短パン。
コンタクトすら入れてないメガネ状態。
「紬~開けて。開けろ」
「待って!来る時、連絡くらいしてよ!」
「してるわ!シカトしてんのお前だろ!」
「変な言いがかり付けないでよバカ!……あ」
ケータイを開くと風真からのメールが一通。
『紬に会いたいから今から行く!』
15分前に受信されてたんだ………。