頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
オムライスを食べてからは、二人でソファーに座りテレビを見る。
風真はあたしにぴったりくっつくし、カラメルはあたしの膝の中だし………
「暑い!すっごい暑いよ~……」
「ほら、紬が暑いって言ってるぞ。よけろ、カラメル!」
風真の言葉にカラメルは無反応。
実は、風真とカラメルは仲悪いみたいで。
「紬は俺の!分かる?」
「ニャー」
「……紬は俺の方が好きだよなぁ。キスしよっか?」
「へ?……あっ、ちょっ、ストップ!」
急いで風真をとめる。
キ、キスできるほど……あたしはまだ彼氏の風真に馴れてない…。
「お預けは嫌いなんだけど。俺、待てない性格」
「待てないとダメ!」
「なんなら今押し倒したいくらい?」
「バカじゃないの!もう……」
あたしの肩に手を回して、ぐいっと引き寄せられ顔が近くなる。
うわああ……頭がクラクラするー……。
つい、カラメルを抱きしめる力が強くなり、あたしの手からスルリと逃げてしまった。