頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
「じゃ、また明日。今日はありがと」
「ううん!別に。小中とずっとしてきたことだから」
「それ言うなよつむちゃーん」
小学校と中学校の修学旅行も、あたしが荷物確認してあげたし!
「……家隣なんだし……いいよ、もう。家入って」
「見送りダメ?」
「嬉しいけど……なんでかなぁ~って」
「かわいい紬を見逃したくないから」
ニコッと笑った風真にまたドキドキさせられる。
やっぱカッコイイよ………。
明日の修学旅行楽しみ!
「ちょっと!もっと詳しく教えなさい!」
「あ、朱音~……勘弁してよっ…!他にも人いるんだし…」
「聞きたいじゃん!幼なじみ同士の恋愛って♪」
「だから……しーっ!」
修学旅行の飛行機は朱音の隣。
でも、夏休み明けてからずっとこんな調子で………
馴れ初めを質問……っていうより尋問されてる!
「ま、また今度ね~……」
「誤魔化すな、紬!」
早く着いて下さい。