頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~



何時間経過したでしょう。


テーブルに溜まってく缶ビールや酎ハイの空き缶。


止まらない真梨さんの質問攻め。


「風真さぁ~つむちゃんに手出したの~?」

「だ、出してねぇよ……。つーかそんな質問すんな!」

「あっはははっ!嘘っぽいなぁ~。つむちゃんどーなのぉー?」

「へっ!え、あ、あの……」


あのキレイなモデルさんはどこかに消えて、完全に酔っぱらいモード。


酔っぱらうと真梨さんは質問攻めが激しくなって人を困らせる癖があるそうで……。


「ふーまぁー酒追加っ!ねぇねぇ、つむちゃん!風真さ、手早いから気をつけてねぇ~」

「りょ、了解しました…」

「紬には絶対出さない!俺、マジだから!」


そう言ってぐっとあたしを側に引き寄せる。


少し頬を赤く染めながら言う風真にもドキドキするし……


小さい時からずっと一緒にいる君にここまで、ドキドキさせられるとは思わなかった。


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