頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
うわぁ~………
テンション急激に下降中。
ジェットコースターなら気絶するくらいの速さ。
「じゃ、女子もくじ引きするぞ~」
その一言にざわざわし出す女子。
おいおい立候補すんなよ……
俺の隣にいていい女の子は紬だけだし!
隣を見ると不安そうな顔でくじ引きに向かうつむちゃん。
「……紬。お前さ、俺のこと好き?」
「へっ!?ちょっ……な、なに言ってるの…」
顔を一気に真っ赤にして俺を見る。
「せんせー!西園さんが実行委員やりたいそうですっ」
「おっ、西園。やってくれるか。助かるぞ」
「あたしも西園さんがいいと思いま~す♪」
朱音ナイス!
面白そうに俺をチラチラ見る朱音に対して、口をパクパクしてる紬。
「じゃあ、文化祭実行委員は一条と西園。放課後、会議室に行くように」
今度はテンション急激に上昇中。