頼る甘える好きになる~幼なじみと絶賛両思い中!~
泣き虫の顔を覗けば、目を真っ赤にして擦ってる。
コンタクトなのに……。
「泣きすぎた……へへっ……ちょっと目痛いかも…」
「俺に目見せて?」
紬が俺の方を向いて座り直した。
真っ赤になった目頭と、涙の跡が一筋残る薄いピンクの頬。
「コンタクト痛いっ……」
「ほーら、触んなって。……あ!ちょっと目閉じてみ?」
「え?……こ、こう?」
「そうそう。いい子………」
目を閉じてキレイな形の唇に一つキスをした。
唇を離せば恥ずかしそうに両手で口を塞ぐ。
その仕草が、かわいすぎて俺はまた……何度も何度も紬とキスしたい。
「ね、もう一回。最後の一回にするから!」
「ヤダ……。これで何回目よ…」
「今日は俺の言うこと聞いて……。もう…余所見禁止」
「はっ……んっ…」
また唇を奪う。