向陽学院高等学校◎
プロローグ、始まり
「やまざき.....そらさん?」
頭のてっぺんの毛が薄い男性は首を傾げた。たぶん、50は超えてるな、うん。
「はいっ!今日から転入だったと思うんですけど....」
聖桜凜学園。女子校。
2ヶ月前に転入手続きを済ませ、私は今日からここの生徒になる。
はずなんだけど......
「んー、ちょっとわからないなー。
確認したんだけどね、そんな情報きてないなー」
.......ということなのです。
「という事は、私は転入できないって事ですか?」
「まぁそうなりますね」
笑顔で答える少し禿げた男性。
.......その笑顔ぶん殴ってやろうか?おい?どういうことだよ!
私の新しいJK生活はどうなるんだよっ
「......ぁっ......有難うございましたー」
苦笑い。完璧な苦笑い
もー、どうなるんだよ。
私のJK生活は!!