夜蝶 Ⅱ



そう思って睨み合いをしながら
ドアに手をかけた時



五百蔵が大きく目を見開いた。




昴「…愛美…か?
  大丈夫…もうなんにもしねぇから」




その言葉を聞いて
あたしは間合いを取るのを止めた。




昴「で…俺がムショん中入ってる時
  なにがあったんだよ…」



愛「別に…なにも。」




昴「はぁ…でもお前に会えてよかった
  言いたいことがあってな。


  居場所探すため雷鬼とかに入った
  ダチとかに聞けば行方不明っつーし。」




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